私がITパスポートを取得したのは5年位前です。
つい最近友人がITパスポートを受験することになり、一緒に改めて勉強方法とか考えてみました。
私の友人と同じように「なんかわからん・・・」とちょっと挫折しかけている人向けの記事です。
- ITパスポートの勉強方法がわからない
- 高得点じゃなくていいからとにかく受かりたい

これが正解という訳ではありませんが、なんかきっかけになれば!
ITパスポートはどんどん範囲が広がる?取ると決めたら早めに動こう!
友人に参考書を見せてもらってびっくりしたのが、私が受けた時より問題の幅が広がっていたことです。
完全に記憶している訳では無いのですが「見たことないものが増えているー」というのは確実にありました。
IT関係は特に新しいことがバンバン増えるので仕方ないのですが・・・
今後もシラバスが更新されるとまた覚える事が多くなりそうなので(少なくとも減ることは無さそう)時がたてばたつ程試験勉強が大変になりそうです。
「ITパスポート取ってみようかな」ってちょっとでも思うなら、早めに動くことをおすすめします!
ITパスポートの勉強方法
もっと効率よくできる方法もあると思いますが参考として私の勉強方法です。
- IT企業とかでもなかったので一般企業の社会人経験
- 独学のJavaとかVBAとかのプログラミング知識
ITパスポートという名称ですが、IT関係の問題だけが出るわけでは無く、一般的な企業でも使われる経営戦略やマネジメント系の問題も出ます。
なのでIT系の企業の人以外には無関係な資格、ということでは無いので前提条件による難易度はそこまで差は無いんじゃないかなと思います。
テクノロジ系の基礎理論だけはIT系知識が無いとちょっと取っつきにくいとは思います。
勉強で使用したもの
- 参考書
- WEBサイトの過去問集
- 公式サイトの過去問
余り色々購入してもお金も大変だし、勉強するのも大変なので揃えたものは少ないです。
参考書はたくさん種類があるので自分の好みのものをチョイスすればいいと思います。
勉強時間は40時間位?
ちなみに私は大体2、3週間の勉強期間で進めました。
私は記憶力に自信が無いので(汗)余り長期だと覚えたことを忘れそうで心配だったので、なるべく短期で頑張りました。
昼休みに30分、家に帰って1~2時間、直前の土日以外は用事があったりでむしろあまり勉強出来てなかったので思ったより勉強時間は少ないです。
最初はひたすら参考書と過去問道場、最後の一週間に入ってから模擬試験問題をやったりしました。思ったより結果が悪くて青くなりつつ、最後の追い上げ勉強という感じでした。
勉強する時のポイント
友人がちょっと序盤でうまく進まず困っていたので、自分の失敗談も含めて私なりにしたアドバイスです。
参考書はまずはざっくり最後まで読みきる
友人は地道に理解しながら進めようとしていたのでなかなか進まずモチベーションが下がったようです。
細かい部分の理解は置いておいてとりあえず全部を読んでみる。
目次だけだとイメージわかないものも多いので一回ちゃんと最後まで見るのがおすすめです。
まずは「ここ分からないなチェック(付箋)」とかを付けてざっと全体を確認しつつ「あ、この辺はわかりそう」という自分が分かりそうな項目を見つけるとちょっと安心します。



まずはわかるところから頑張ってみる!
参考書でポイントを押さえて理解度を上げる
私は参考書は会社の昼休みとかに進めていました。あとは帰宅後。



勉強は早朝が一番頭に入るらしい!早起きできそうなら朝がおすすめ!
自分に合った参考書を使う
ITパスポートは参考書もたくさん種類が出ています。
今回友人が序盤苦戦していたので、本屋で色々探してみましたがどの参考書も内容としてはとっても詳しくわかりやすいなと思いました。
ただそれら全部が見やすいかというと、完全に個人差があると思います。
まずは自分がどんな参考書が見やすいタイプかをよく考えて選ぶといいと思います。



可能なら本屋さんで内容を確認して購入するのが安心!参考書も結構高いから失敗すると凹むよ⋯
私が今回おすすめした参考書はこれ
ポイントは見やすさと、情報量が多過ぎないことで選びました(当時私もこちらのシリーズで勉強しました)
細かく丁寧に書いてあるのはとってもいいのですが、量が多過ぎると私は辛い。
ある程度要点がまとまっていて量が絞り込まれたものの方が見やすいと思ったのでこちらをチョイスしました。
実際「合格するための参考書」となっていて、必要最低限をしっかり押さえる内容の参考書だと思います。



友人からも要点が分かりやすいと好評でした
購入していませんがこちらもわかりやすそうかなと思いました。
より理解を深めたいならこちらも良いかなと思います。
こちらはイラスト豊富でとても丁寧に説明されている参考書です。
文字で見るよりイラストの方が頭に入りやすいタイプの人にはコチラがおすすめです。



どっちも評価も良かったしあとは好みで選べばいいと思うよ!
隙間時間はWebサイトの過去問を解く
ちょっとした待ち時間は過去問道場でひたすらお勉強。
カンで解くと全然勉強にならないので、ちゃんと意味を考えて進める。
間違えた場合は解説もしっかり読み、もしそれでも理解できなければ後で参考書なんかで復習すると効果的。
過去問道場ではマイページがあると習熟度が確認できる(正解率とか)のでそのあたりをうまく使って、自分の進捗状況を把握すると進めやすいと思います。
隙間時間の勉強では分からないところでずっと止まるのは効率が悪いので、分からないものは後でしっかり確認しながら復習しよ!
隙間時間とは言え短時間でもちゃんと集中できるタイミングで勉強しよう。



テレビの合間とかだと私は集中力が皆無なのでやっても入ってこない
過去問も出ますが一部の情報では過去問が減っているという話もあります。
なので試験範囲内の内容の理解はとっても重要です。
出題範囲は決まっているので、参考書の内容をまんべんなく勉強して対応できるようにしておきましょう。



偏った勉強だと的を外したときに辛いので、できるだけ偏らず勉強するのがおすすめ
危ないので歩きスマホや、周囲に注意しないといけないような環境ではやらない!
過去問の勉強は「過去問道場」がとっても便利!
いろんなアプリがあると思いますが、私が使ったのはアプリでは無くWebサイトの「ITパスポート過去問道場」だけです。
個人的には過去問の繰り返し勉強をするならこれだけで十分です(過去問に関しては)
隙間時間にずっと使えるので電車に乗っている時や、休憩時間にもできるので便利です。
無料登録するだけでそれぞれの分野ごとに勉強の進捗状況や、回答の正解率など勉強の進捗状況が確認できるのでうまく活用するとよいと思います。
その他の機能として自分で苦手な問題等をチェックしておくこともできるので、特に苦手な問題などをピックアップしたりするのにも便利です。
今回友人にもすすめたので、無料登録してかなり活用したとのことでした。



有料登録すると広告が消えたり、表示速度が速くなったり、更に便利機能が増えるようです。効率を求めるなら検討してみるのも良いかも
Webサイトの過去問で点が取れるようになってきたら模擬試験をやってみる
過去問道場に「模擬試験」というのがあるのでこちらを使って実際にやってみる。
計算問題は本番では電卓が使えないので、できたら模擬でも電卓を使わずに紙に書くと練習になるよ。
IPAの公式サイトでも過去問がダウンロード(PDF)できるので印刷できるなら紙ベースでチャレンジしても良いと思います。
時間を測ってやると本番のイメージがちょっとつかめていいと思います。
この時点で点数がギリギリ(600点)だとちょっと本番厳しいので、なるべく余裕がある点数(800点以上)を目指したい。
過去問はIPAの公式サイトで無料でゲットできる!
過去問はITパスポートの公式サイトからでもダウンロードできます。
実際の問題なのでできたら時間も本番同様で試してみると良いと思います。



時間配分は大事なのでちょっと長いけどやってみるのがおすすめ!
プリンターと時間があるなら何回かダウンロードして本番の時間になれるのも良いと思います。
注意点として公式の問題には解答に解説がありません。ただ正解の記号が書いてあるだけです。
なのでちょっと面倒ですが自分で解説を探します。
「ITパスポート試験 〇〇年度 問〇〇」と検索すると大体引っかかるので簡単に調べられます。
もしくは過去問道場で対象年度の過去問を開いて確認しても良いと思います。
書籍の問題集は良く出る問題がまとまってたり解説が丁寧だったりする
書籍で販売されている過去問題集は、公式や過去問道場よりも解説が丁寧で分かりやすいものが多いようです。あとは出題率の高い問題のピックアップがされているのでピンポイントで実力アップができそうです。
人によっては参考書無しでこちらだけで勉強する人もいるようです。
下記の問題集は別の試験(基本情報)で私が利用したものと同じシリーズだったので紹介します。
アルゴリズム関係の勉強はとにかく問題を解いてみる
友人はここでちょっとつまづいたようです。
変数や配列は参考書でしっかり意味を理解しておく
特に配列は慣れないとちょっと分かりにくいようです。
過去問などをやる前に基本的な部分は参考書でしっかり押さえておくと解きやすいと思います。
フローチャート系は慣れるまではとにかく紙に書いてみる
変数が変化した結果どうなるか?という問題の場合は、流れに沿って全部書いてみるのが理解しやすいと思います。
例えば変数がa、bとあるのであれば、それぞれの値が今どうなっているかを紙に書きます。
a=1,b=2
a=2,b=2
a=3,b=2
みたいに流れに沿って変数の変化を書き出すだけでも分かりやすくなります。
プログラムの問題も分からない時はまず書いてみるのがおすすめです。書いた結果間違っていた場合、どこで間違えたのかも後で確認しやすいです。



面倒そうですが慣れてくるとペースアップできるはず
プログラムの穴埋め問題はまずは問題文をよく読む
まずは問題文を読む。次に回答の選択肢を見る。そしてプログラムを見る流れが一番分かりやすいと思います。
特に問題文はしっかり読まないと解けません。
「どんな情報(ルール)があって、何をやっていて、どんな答えを求めているのか」をまず確認します。これが分からないと何を考えたらいいのかがわかりません。
何となくプログラムの方に目が行きがちですが、必ず問題文をしっかり読んで「何を聞いているのか、どんな答えが欲しいのか」をまず理解するのが近道だと思います。



人によってやり方は違うと思います。あくまで点数ギリギリの私のやり方です・・・参考までに
アルゴリズムに関して要点のみですがこちらの記事でまとめました。


受験後に思ったこと反省したポイント
自分と友人の感想を合わせてポイントにまとめてみました。
- 過去問に比重を置き過ぎるとちょっと辛い
- 参考書を使った内容の理解度をもっと上げておけばよかった
- 時間配分をあらかじめ考えておくと安心
- 試験申し込みは勉強の進捗状況に合わせて決める
過去問が手軽に勉強できるのでツイ過去問ばかりやってしまった
手軽にやれる分つい過去問ばっかりやっていた気がします。こればっかりやっていると過去問以外の問題が出るとパニックになるので注意しましょう。
バランスよくやるのが大切!
過去問は隙間時間にできるので、じっくりやれる時はなるべく参考書をやったり、実戦形式で試験問題をフルで解いたりと時間をうまく使い分けるといいかなと思います。



とはいえ過去問も大事なので、スキマ時間が少ないなら調整してチャレンジ
参考書の理解度はしっかり上げておくと安心
前述したとおり参考書の内容はある程度理解できていないと新規の問題が来た時にパニクリます。



ちなみに私はパニクった。知らない問題ばっかじゃん!てならないように
理解できていない箇所を中心に慌てないためにもしっかり勉強して得点を稼げるようにしてね。



理解が不安であれば参考書の併用もいいと思います。お金はかかるけども・・・
苦手な問題の対応など時間配分も考える
後で考えたい問題は飛ばしてしまうのもありです(うっかり解答忘れないようにだけ注意!)
中途半端に考えて飛ばす位なら、最初から後回しにするのも一つかなと思いますが、この辺は完全に好みの問題なので自分のやりやすい方法を試験前に考えておくと良さそう。
選択問題なので未解答だけは絶対にやめよう!(山カンでも当たる可能性がある)
試験申し込みはある程度勉強の進捗が予想できるようになってから
あんまり早く申込みすると思ってたより勉強進んでなくて焦ることもあります。



受験日の変更はできたはずだけど、ルールが変わるかもしれないから申し込み前に確認してね
ある程度自分の勉強の進み具合が分かってから(予想出来てから)でいいかなと思います。
ただ試験日は直前だと予約がいっぱいで取れなくなるのでちょっと難しいところだよね。
本や独学での勉強だけでは不安な場合は動画も利用してみる
YouTubeなどにも動画はあるかもしれないのでポイントごとであればそういったものを利用するのもいいと思います。
体系的に学びたいなら通信講座も検討
合う参考書が見つからず何冊も買ったりすると結局お金がかかるので「参考書だけではわからない!」と思ったら、こちらも検討するのもありだと思います。
「どんな風に勉強したらいいかわからない」「文章を見るだけでは理解しにくい」「動画などで勉強したい」など、勉強方法について悩みたくない場合は通信講座もよさそう。
ただ講座によって特徴が違うので、自分に合ったものを選ぶといいと思います。



動画講座がメインの通信講座を一つご紹介
ITパスポート SMART合格講座
「一般財団法人全日本情報学習振興協会」という資格試験開催団体が運営している通信講座です。
プロ講師による動画講習がメインとなっているようです。
- 講師による講座動画でしっかりと勉強できる
- 講座の内容が1単元ごとに分割されている
- 一問一答の演習問題と解説
- 進捗状況の確認がしやすい
上記のような特徴があるようです。
しっかり内容の理解を深めて勉強したい人に向いているかなと思います。
まとめ
幸い友人も無事合格できたので良かったです。
TIパスポートは合格率は50%位と結構高いですが、範囲が広くて覚えることも多いので、自分に合った参考書などを使って計画を立てて進めるといいと思います。
ギリギリ合格の私のやり方ではありますが、サンプルとして参考になれば幸いです。
同じくIT系の資格試験として基本情報技術者試験についても記事を書きました。ITパスポートの取得に成功したらぜひこちらも頑張ってみてください。








