静音キーボードとか、静音キーとか、色々ありますが、実際どれが一番静かなのかなと、ちょっと疑問に感じたので、私なりに手元のキーボードやお店で実際に触ったりして試したものをまとめました。
- 静かなキーボードが欲しい
- メカニカルキーボードでも静音なものがあるのか知りたい
- キーボードを静音化したい
キーボードがうるさいと感じる原因は?
キーボードがうるさく感じる原因はなんなのでしょうか?
キーボードからする音の種類としては、キーボードを入力した時にするキースイッチの音、キーが沈んだ時の叩いたような音なんかかなと思います。
キースイッチのクリック音
キーを押した際にするスイッチのような音。
メカニカルキーボードのクリッキータイプのスイッチなんかだとカチカチと結構大きな音がします。
クリッキータイプなどのキースイッチ特有の音は、押し方とかで対処できるものでは無いので、静かなキーボードが欲しい場合は、押し心地などもあるとは思いますが、音がうるさいキースイッチは避けるしかないです。
クリッキータイプじゃなくリニアタイプにするとだいぶ音はマシになるかなと思います。
あとはメカニカルキーボードよりは、パンタグラフやメンブレンの方が音は静かだと感じます。
打鍵音
キーボードを入力したときにキーをたたいた音。
これを解消する場合、単純に考えるとキーストロークは浅いほうが打鍵音は小さくなると思います。
なので、可能であればキーストロークを短くする(メカニカルキーボードや静電容量無接点キーボードだと調整可能なことがあります)と多少改善する可能性があります。
もともとキーストロークの短いパンタグラフは音が小さく済みそうです。
キーボードの種類によって静音性が違う
キーボードの種類によっては、比較的音がうるさくないキーボードもあります。
キーストロークが浅い種類のパンタグラフキーボード
パンタグラフキーボードは薄型キーボードによく使われる構造のキーボードです。
ノートパソコン等で使われています。
商品を検索してみると、薄型のメリットとして軽量小型なので、持ち運びに便利なタイプとしてよく見かけます。
パンタグラフキーボードはコンパクトなワイヤレス式が多い
無線タイプが多いので、私も持ち歩き用として一つ持っています。
ロジクールのワイヤレスキーボードK380ですが、こちらについては別記事で書いています。

接触音が静かな静電容量無接点方式キーボード
静電容量無接点方式は物理的接触が無いので静かといわれています。
実際に自分なりに使ってみた感想としては、メカニカルキーボードよりは静かかな?という感想。
静音のメンブレンやパンタグラフに比べると、同じくらい?音のタイプが違うので正確な比較は難しそうですが。
カタカタという音がしない分静かですが、全然音がしないわけではありません。
スコスコ、というかコトコトというか押したときの音は少ししますが、とがった音じゃないせいか、うるさいと感じる程ではないです。
静音キーボードとしては十分かなと思います。
静電容量無接点方式のREALFORCEについて
今回静電容量無接点方式キーボードの静音チェックで使用しているREALFORCEについて簡単に紹介。
東プレから出ているキーボードです。REALFORCEの特徴としては下記があります。
- 耐久性が高い
- 入力した感じが軽い
- APCの設定ができる
耐久性が高く軽快な入力ができる
静電容量無接点方式の最大の利点でもある耐久性については、5000万回のキー入力耐久試験をクリア(R2)とバイタリティ溢れるキーボードです。
逆に入力した感じは軽く(私の場合は最軽量の荷重30g)慣れると手の疲れ方が全然違います。

慣れるまでは軽過ぎてミスタイプが増えましたが、慣れると他のキーボードが重く感じてそれはそれで大変(笑)
APC(アクチュエーションポイントチェンジャー)機能があるので、入力した時の反応をより自分に合うように調整ができます。
APC(アクチュエーションポイントチェンジャー)機能は「キーを押して反応するまでの深さを調整できる機能」です。
- 価格が高い
- 重い
- 大きい
価格が高く本体サイズが大きいので作業スペースでの存在感が凄い
メカニカルキーボードもそうですが、今までパンタグラフとかメンブレンの価格に慣れていると、1万超えキーボードは超高額です。
正直最初は「こんな高級キーボードは買わないだろう」と思っていました。結果的には誘惑に負けて買ってしまいしたが・・・
そして、もう一つのウィークポイントは「デカくて重い」です。
他のキーボード(メンブレン等が600g前後のものが多い)に比べて1.4kgとかあるので、数字で見ても「重そう・・・」となりますね。



実際に重いです。仮に無線でも移動には全く向きません
デカさに関しては、フルキーボードにするかテンキーレスにするかで違いはあるものの、基本的に厚みもあるし、構造的な問題かなと思うのでやっぱりデカいです。
後日テンキーレスキーボードも買いましたが、やっぱりデカかったです。幅はだいぶ狭くなりますけどね。


私が使っているREALFORCEの写真です。結構厚みありますよね。


ただ、重いおかげで安定感があるので、入力するのは快適なので私は意外とこの重さも好きです。
ちょっと慣れるまで違和感があったので調べたところ、他のキーボードよりスペースキーが長いらしいです。
ずっと使っていると(いつかは)慣れると思いますが、人によっては結構なデメリットかもしれないので、できれば実機を触ってみることをおすすめします(R2の場合)
REALFOCE以外も静電容量無接点方式キーボードはあるが少ない
静電容量無接点方式キーボードではREALFORCEが有名かと思いますが、他にも選択肢がないわけでは無いのですが、結構種類は少ないです。
価格だけみれば、結構安いのもあるのですが(一万円以下)品質的なことろはわかりません。



使ってないので良いとも悪いとも言えません。安くても良いものもあると思うので
ただ、中途半端な価格で失敗すると結構切ないので、できれば実機を、無ければせめて口コミやレビュー記事、動画などを探して検証してからの購入をお勧めします。
Varmiloからも「メカニカル静電容量式スイッチ」というものが出ている
Varmiloはかわいいカラーのキーボードを販売している中国のメーカーです。
こちらからも「Varmilo製メカニカル静電容量式スイッチ」という名前のものが出ているのですが「メカニカル」と名前についているのでまたちょっと違うタイプのものかもしれません。
余談ですが、Varmiloはキーボードと同テーマの大きめ(900×400mm)のマウスパッドがとても綺麗なので私は緑色のマウスパッドを愛用しています。
結構な期間使っていますが生地もしっかりしてるし、綺麗なのでデザインが好みならおすすめです!
青いマウスパッドもとてもきれいです。



綺麗な色なのでとても癒されます。青いのもいつか欲しい・・・
メカニカルキーボードなら「静音」仕様のスイッチにする
メカニカルキーボードはキースイッチによって変わります。
静音を求めるならスイッチに「静音」と書いてあるものを選ぶと効果的かなと思います。
私はCherry社製スイッチの「RGB 静音赤軸(ピンク軸)」を持っています。
こちらはカチカチしないので結構静かだなと感じます。キーボード自体の違いもあると思いますが、こちらはしっかり静音キーボードだなと思いました。


キースイッチの違いで音も押し心地も結構変わる
上記の通り、キースイッチによって静音効果が上がることがありますが、静音以外の点でも違いがあります。
キースイッチが変わると押し心地が全く変わる場合があるので、合わないとせっかく静音でも使えないキーボードになってしまいます。
商品説明欄には色で書いてある
メカニカルキーボードであれば、使用されているスイッチについては「赤軸」「青軸」などのように「色+軸」という形で商品説明に記載されています。
色以外の部分では、キースイッチの名前に「静音」と付いているものがあれば静音仕様です。
ただスイッチのメーカーによっては軸の名前や、荷重などに違いがあることもあるので注意してください。
お店で触ってみた(個人的な)感想
家電量販店で試したので、店内ではテーマソングも鳴りっぱなしで(笑)聞こえ辛くちょっと判断が難しいところでしたけども・・・頑張ってまとめます。
ちなみにお店にはREALFORCE、ロジクール製、エレコム製、ARCHISS製のキーボードがあったと記憶。
- 青軸
-
カチカチとした音でクリック音が結構気になります。押し心地もカッチカッチはっきりしているので、なんかそういうタイピングゲームしているみたいな楽しさはあります。
ただ長文や、長時間使うのはちょっと疲れそう。
- 赤軸
-
押してもカチカチ音はしない。静音という表記は無いけど、青軸と比べたらとっても静か。
押し心地も重過ぎず、ちょっと押し心地を感じるくらいなので使いやすそう。
- 茶軸
-
赤軸より大きいはずですが(ちょっと店舗がうるさいせいか)音は余り違いが分からず・・・
赤軸よりもちょっとしっかりしたうち心地で、重いというかちょっと硬い?と私は感じた(キーボードによる?)
打ち難いとは感じなくて、しっかりした押し心地なので重いけど不思議と押しやすいと思いました。
ただ長時間やったらちょっと疲れそう。
店頭で試したのは「青軸」「赤軸」「茶軸」です。でも正直周囲の音のせいか茶軸と赤軸の音の違いはあんまりわかんなかったです・・・
他にも店舗内にあったメンブレンやパンタグラフも触りましたが、静音重視ならこちらのタイプの方が普通に静かそうです。
メンブレンは昔は一番ポピュラーだったと思いますが、押し心地も丁度良い感じで、価格も安いです。
色々書きましたが、やっぱり好みがあるので音が気になる場合は展示品で試してから購入するのが一番だと思います!
今あるキーボードを静音加工してみる
キーボード自体を変えるのではなく、所持しているキーボードを「静音化リング」で静音化する方法もあります。
といっても劇的に変化があるかといわれると、そこまでの効果は期待しない方がいいかなと思います。
静音化リングを使用する時の注意事項
- リングが取り付けられないキーボードがある
- 押し心地が変わってしまう
- 作業が結構面倒
リングが取り付けられないキーボードがある
静音リングの取付は、キーのスイッチ部分にはめ込んで使用するので「キーキャップが取り外しできるもの」というのが前提条件となります。
押し心地が変わってしまう
取り付けることで押し心地(ストローク)に変化があるので、使い辛くなってしまう可能性もあります。
作業が結構面倒
必要な道具は少ないし、コストも余りかからないのですが、作業がとても面倒です。
全てのキーを外さないといけないので、結構時間がかかります。
ちょっと時間に余裕がある時に作業するといいと思います。


まとめ
静音キーボードについてまとめてみました。
私はキーボード初心者なので深い知識はありませんが、調べていると色んな種類があって、違いもあるのでキーボードの世界は面白いなと思いました。
世の中には自作でキーボードを作れるキットもあるそうですよ。面白そうですが、はまるとかなりお金も時間もかかりそうですね・・・
静音性を重視する場合は特に、個人の感じ方で結構差があると思うので、できたら店頭などで一度試してみるといいと思います。
お店によっては音は確認し辛いですが、押し心地も大切なので触って損は無いと思います!







