メカニカルキーボードを買ってみたけど、ちょっと音が気になったので対策としてなんかないかと探してみました。
キーキャップに取り付けるタイプの「静音リング」というアイテムを見つけたので早速購入。実際に付けてみてどのくらい効果があるのかを試してみました。
- メカニカルキーボードの静音性を上げる方法が知りたい
- 静音リングの効果について実際に使った感想が知りたい
- 静音リングの取り付け方を知りたい
静音リングはメカニカルキーボードなど「キーキャップが外せるタイプのキーボード」にしか取り付けできません(メンブレンやパンタグラフでは使えません)
キーボード用「静音リング」について簡単な概要
名前の通りメカニカルキーボードなどを入力する際のタイピングの打撃音を軽減することで静音化するアイテムです。
キーキャップを外して、裏側の軸のところにハメて使用します。
副次的効果として、キーキャップに装着する仕様なのでストローク(キーの沈む深さ)も浅くすることになるので、沈み込みが減る分軽いタッチで入力が可能になる。
ストロークについては逆に浅く(軽く)なり過ぎて入力しにくく感じる可能性もある。
今回買った静音化リングについて
今回買ったのはこちらの「SCYTHE Cherry Cherry MX軸対応静音化リング MXORDP」という静音化リング。
価格も(私が買った時点では)1,300円くらいとそこまで高額な商品ではないので、これで音が静かになるならありがたいーというわけで、さっそく購入して試してみました。
装着したキーボードはメカニカルキーボード「Ducky One 2 SF Pure White RGB 65% version」です。赤軸なのでもともと静音性は高めのはず。
Ducky
Ducky One 2 SF RGB ピュアホワイト RGB LED 65% ダブルショット PBT メカニカルキーボード (チェリーMX サイレントレッド)
DKON1967ST-SUSPDWWT1
上記キーボードについての記事はこちら。

静音化リングの取り付け作業内容
作業内容はとてもシンプル。
- 取り外し道具などでキーキャップを外す
- 静音化リングをキーキャップの裏側にはめる
- キーキャップをもとの位置にはめる
手順としてはざっくり上記の流れだけなので、超簡単でした。ただ唯一の問題は、この作業をすべてのキーにやらないといけないということかな・・・。
作業時間はキーボードの大きさ(キーの数)次第ですね。キーキャップを取り外し慣れていれば(掃除とかカスタマイズとか)それほどかからないで終わると思います(私は時間測るの忘れた・・・)

必要なもの
- 静音化リング
- キーキャップ取外し道具
- メカニカルキーボード
必要な道具はこれだけです。
工具類もキーキャップ引き抜くときに使う道具だけ必要になります。
今回買ったダッキーのキーボードにはもともとキーキャップの取り外し道具が付属していたので、今回新たに購入したのは静音化リングのみです。
メカニカルキーボードはキーキャップを取り外せる道具が付属している可能性が高いので、別途購入する必要は余りないかもしれません。
静音化リングの取付手順
誤操作防止のため。
地道に一個づつ作業する。
いっぺんに抜くのではなく1個抜いたら次のステップへ。
全て抜いてしまうと戻す時に一個づつ確認するのが手間なので、1個づつやった方が間違いにくいので、結果的に早いかなと判断。
静音化リングをキーキャップの裏側にぐいっと取り付ける。
本体の方につけると、キーキャップを押し込んだ時に変になる(試したらキーキャップが浮かんでこなくて押せなかった)のでキーヤップ側にいれましょう。

取り付けたキーキャプを本体の元の位置へしっかりと押し込むように取り付ける。
しっかりはめないと入力する際の反応が悪かったり反応しなかったりするのでしっかりはめる。
キーキャップが簡単に抜ければサクサク進められます。
数が多いので大変ですが、音楽でも聴きながらまったりやればあっという間です(たぶん)
キーキャップを引っこ抜く作業は焦らず丁寧に!
ものによっては抜きにくいものもあります。
個人的にスペースキーとか大きなキーはちょっと抜き辛かった。

大きなキーはまっすぐに上に引っ張るのが難しい
中々抜けない場合でも力任せに乱暴にすると壊してしまう可能性もあるので、焦らず慎重に、丁寧に作業してくださいね。
メカニカルキーボードは結構値段もしますし、壊したら結構ダメージでかいですよ!
キーキャップを「まとめて外す」のと「一個づつ外す」のどっちが楽かを考えてみた
途中の手順で、まとめて外しちゃった方がラクじゃない?と思った方もいると思いますので一応言い訳(?)
最初にすべて本体からキーキャップを抜き取ってしまってもいいのですが、結局戻す時に一個づつ場所を確認しながら進めないといけないので、意外と時間がかかると思うんだよね。



何度もやっていて元に戻す位置を暗記できてるというなら問題なし!
まとめて一度に引き抜いてはめる場合のメリットとデメリット
- 一個づつやるよりキーキャップを引っこ抜く作業は断然速い
- すべて外してしまうので、戻す時はパズル状態で時間がかかる
- 位置を間違うリスクが上がる
一個づつ抜き差しするより、単調作業なので外す作業自体は速いと思います。
外す作業が早く終わるので、一見早いような気がするのですが、その分戻す時間がかかってしまう。
キーボード側の説明書などを参考にしながら、キーの配置を確認しつつはめなければならないので、元に戻す時は逆に手間が増えることになるのです。



実際にやってみると結構手間だったなぁと・・・
「もう配置は完全に記憶している。説明書も他のキーボードも見る必要なく、サクサク戻せるヨ!」ていう人なら断然こっちの方が早いと思う。
何度もやってる人なら覚えちゃっている人もいるのかな?
一個づつ「引き抜く→はめ込む」作業を繰り返す
- 付け間違いが起きにくい
- キーの位置を覚えなくてもいい(説明書なども見なくていい)
- 付け外し両方なので一個の作業に時間がかかる
- 作業する順番を覚えていないとやったところが分からなくなる
一個づつ外して、付けてをやるので単純に時間がかかります。
ただしまとめてやる時と違って、私みたいに雑な人間がやっても戻す場所が1個なので、キーの位置を間違えることがないのが最大の利点。
説明書などを確認しながら進める必要もありません。
問題点としては、どのキーが作業済みかが分からなくなる可能性があるということです。私みたいな雑なタイプは順序良くやっているつもりでも「あれ、こっちってやったっけ?」ってなることがしばしば・・・
キャップを戻してしまうと付いているかどうかは判断できないので、順番を決めて作業していくのがいいと思います。



いちいちキーを外して確認するのは、二度手間でとても無駄に時間とメンタルを消耗します・・・
基本は何も考えずに(進める順番だけ決めて)抜いた場所に毎回戻すだけの単調作業なので、心を無にして進めれば楽な作業だと思います。
静音化リングを取り付けてみた感想


- 静音化の効果は?
- ストロークの変化は?
静音化の効果はどの程度?
実際つけているものと、つけていないもので押して聞き比べてみました。
個人的な感想としては「多少?少しは静かになったかも?」という程度でした。



正直あまりわからない・・・
諦めずに(?)何度か押し比べていると、静音化リングを付けている方が奥まで押せない分(ストロークが短い)若干音が小さく感じました。
1個のキーを押し比べていてもわかりにくい?
1つのキーを何度も押して比べているとそれほど大きな違いには聞こえないです。実際つけているキーボードとつけていないキーボードで比較したらそれなりに違いが判るのかもしれないです。
タイピングゲームとかで勢い良く押して比較したらちょっとは感じるのかも?現状メカニカルキーボードは一個しか持っていないので比較できなかったので、いつか購入したら試してみます。
通りすがりの家族に「音どうよ?」て聞いてみたところ「いつもよりはちょっとましになったような気がする」といわれたので効果はあるのかもしれないです。
後日メカニカルキーボードは増えましたが、まだ試していません。
ストロークが短くなったおかげで押し心地がちょっとソフトになった
静音化リングをはめたおかげでキーストロークが浅くなったせいか、押し心地が軽くなりました。
その分以前よりも軽くサクサク入力できていると思います。軽いとタイプミスが増える可能性もありますが、今のところ丁度いい感じです。



これについては個人的には良かったなと思っています
静音化リングを付けたらキーの一部が反応しない?!
静音化リングを付け終えた直後に、ちょっとしたトラブルが発生しました。
テストとして一通り入力したり、反応確認をしていたのですが一部の文字が入力できなかったのです。
「え?!まさか壊した?!」と一瞬焦ったのですが、壊れていませんでした、良かった。
単純にちゃんとはまってなかっただけでした。
ちょっと強めに対象のキーを押し込んだら問題なく反応しました。
作業が終わったら、きちんとセットされているかキー全体を一通りチェックした方が安心です。
しっかり奥まで押し込むとちゃんと反応するので、反応が悪い場合は試してみてください。
それでもダメなら一回外してみる
押し込んでみてもダメであれば、一回キーを外して静音化リングも外してみましょう。
それで試して問題なければ、静音化リングの取り付け方か、静音化リング自体に問題があるかもしれません。
もし静音化リングを外しても反応が無い場合は、もしかしたらキーボード自体に不具合が発生しているのかもしれません・・・
まとめ
音の大きさに関しては個人差があるのですが「無いよりはちょっと良くなった」という結論でした。
つけた後の押し心地もちょっとソフトになって、入力しやすくなったようにも感じます。のこへんの感じ方も個人差がありますが。
大抵のメカニカルキーボード本体にはキーの引き抜き金具はついてそうですし、静音化リングも安いので気になったら試してみてください。



気に入らなければまた外せば元通りなので、ローリスクですしね!
作業全体の注意点として「キーキャップを強く押しすぎない」「引き抜くときは慎重に」最低限丁寧に、作業していただければと思います。