ノートパソコンであればキーボードが付属しているので不要ですが、タブレット端末やスマホは専用のキーボードが無い場合があります。
文書作業で長い文書を入力する際などはワイヤレスのキーボードがあると便利です。
- 持ち歩きに便利なワイヤレスキーボードが欲しい
- ワイヤレスで接続機器の切替ができるキーボードが欲しい
ワイヤレスキーボードを選ぶポイント
- 薄型、軽量、コンパクト軽量
- キーの配列を確認
- キーの大きさも確認
- ワイヤレス対応
- 充電方式の確認(充電式、電池)
持ち歩きに最適なワイヤレスキーボードの特徴として上記の条件はクリアしておきたいですね。
薄型でバッグに入れても邪魔にならない
パソコン用のケース(カバン)に入れるにしても、外出用のカバンに入れるにしても、厚みがある物では邪魔になってしまいます。
出来るだけ薄くてかさ張らない薄さのものが良いです。
パソコン用のケースの場合、本体の収納部分にマチがあっても、アクセサリー用のポケットにはマチが余りないこともあるので、厚みは特に注意です。
カバンの幅を気にせず使えるコンパクトサイズがおすすめ
持ち歩き用なので、幅が小さいサイズである方が入れるカバンの幅等サイズを選ばずに使えます。
持ち歩き前提なので、余り大きなサイズを検討している人はいないと思いますが、外出先等で使用する場合、キーボードを置けるスペースが狭いこともあります。
キーボードを置いてマウスも使用する場合は特に余裕を持ったサイズのものを選ぶと安心です。
タブレット用のケースに入れる場合は、このサイズよりも小さい幅である必要があるので、併せて確認しておくと安心です。

マウスをあきらめてタッチペンにしてみるのも一つです
大きさだけでなく軽量なものを選ぶ
薄型でコンパクトなら大体重さも軽いと思いますが、持ち歩き時間が長ければ長い程、ちょっとの重量の差が響いてくるのでできるだけ軽量なものだといいと思います。
ただ軽過ぎると「入力作業中に安定しない」なんてことにもなりかねないので、機能性(操作性)もしっかり確認しときましょう。
キーの配列を確認しておこう
薄型軽量を売りにしているため、どうしてもキーの数は少なくなっています。
特にテンキーがついている機種はサイズが大きくなってしまうので持ち歩きにはちょっと不向きかもしれません。小型軽量で販売されているものの多くは、テンキーレスのものが多いと思います。
ただ普段フルサイズキーボードに慣れている方は慣れが必要になるかと思います。
テンキーレスの場合は、数字キーは文字キーボードの一番上の段にある数字で入力することになります(ぬ~ほ)普段使っていないと初めのうちは慣れないかもしれません。
フルサイズのワイヤレスキーボードもありますので、どちらを選ぶかは、どの程度の持ち歩きで使用するか、キーが減った時にどの程度自分の入力作業に影響が出るか(慣れそうかどうか)を考えて検討するといいと思います。
後から「やっぱりテンキーも必要」となったら、テンキーのみでも購入はできますが、持ち歩くものが増えますし、結果場所も取るので持ち歩きの場合は余りお勧めできません。
また小型のキーボードの場合、キーの配列もちょっと普段使うものと違っている場合があります。
メーカーによっても配置の特徴が違うこともあり、購入前にしっかり確認が必要です。
特に特殊キーの扱いや、設定の変更が可能か等も含めて、自分が使いやすそうなものを選ぶと良いと思います。
コンパクト過ぎてキーが小さいと隣のキーが干渉して使いにくいことも
コンパクトさも重要ですが、手が大きめの人の場合は入力した時に隣のキーまで押してしまう(触ってしまう)可能性も出てきます。
コンパクトサイズのキーボードが打ち辛いと感じる場合は、キーが独立しているタイプの「アイソレーションキーボード」を選ぶと安心です。
アイソレーションキーボードとは
キーとキーの間に隙間があり、各キーが独立したつくりになっているキーボードです。
「隣のキーを誤って押しにくい」「キーが小さく押しやすい」等のメリットがある反面、スペースがある分ないものに比べるとやや幅広になるデメリットがあります。
Buletooth等のワイヤレス対応の機器を選ぶ
有線タイプでも持ち歩けないわけではありませんが、収納面でも、外出先で使用する際もケーブルが邪魔になります。
決められたスペースに収納して、作業することになるので、ケーブルが無いワイヤレスのものがおすすめです。
タブレット端末等、複数台の機器を切り替えて使用したい場合も、ワイヤレスであればいちいちケーブルを付け替えなくて済むので便利です。
作業自体は1台しか使わないという人でも「たまに別の機器を使用する」という場合は、複数登録できるタイプの方が便利で良いと思います。
充電式と電池式のメリットとデメリットを理解して選ぶ
ワイヤレスキーボードの電力供給方法は「充電式」「電池式」があります。
何となく「充電式」の方が便利そうですが、ここも使用条件を考えて選ぶといいと思います。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
充電式 | 電池の購入の必要がない | 充電切れの心配がある 使用するには充電が必要 |
電池式 | 電池を購入する必要がある | 電池を入れればすぐに使える |
充電式のメリットとメリット
電池を購入しなくていいのでランニングコストがかかりません。
ただし、必要に応じて毎回充電が必要になります。
外出先での充電切れの危険もあるので、長時間外出先で使う場合は連続使用時間や充電残量の確認等の注意が必要です。
モバイルバッテリーや充電器(充電できる場所があれば)を持ち歩くと安心です。
電池式のメリット
電池式は予備のバッテリーなどを持ち歩く必要が無く、必要な電池を予備で持ち歩くか、外出先で電池が購入できればすぐに使えるのが最大のメリットかなと思います。
その分電池代が毎回必要になってしまいます。
電池の交換がどの程度の頻度かによっては、意外とランニングコストはかからない可能性もあります。
電池交換が多い場合、充電式の電池(エネループ等)を使えば初期費用は掛かりますが、ランニングコストは抑えられるかなと思います(実際のコストの差は検証していないので分かりません)
おすすめのワイヤレスキーボード
テンキーレスタイプ
テンキーが無いタイプのコンパクトなワイヤレスキーボードです。
サイズ重視の方におすすめ!



機能的には余り差が無かったりするので、見た目やキーの配列の好みで決めてもいいのかも?
ロジクール Bluetooth接続 3台切替可能なワイヤレスキーボード
項目 | 詳細 |
---|---|
接続方式 | Bluetooth Logi Bolt |
マルチペアリング | 3台まで可能 |
電力供給方式 | 電池(単4乾電池×2本) |
バッテリー駆動時間 | 約36カ月 |
キーの数 | 84キー |
キーピッチ | 約18mm |
サイズ | 約27.9×12.4×1.6(cm) |
重量 | 約415g |
- キーの間隔が開いているので押しやすい
- 3台まで接続切替可能
- 電池寿命が長い
- ワイヤレスでもセキュリティを気にしたい人はLogi Boltがおすすめ
- カラー豊富
キー自体が丸く隣のキーと干渉しにくい構造。キーとキーの間隔も程よくあるので入力しやすいと思います。
テンキーレスで幅も無いので、作業スペースを広々と使えます。
カラーは5色で、真っ黒ではなくシックな落ち着いた色合いのブラックや、少し淡い色合いのカラーラインナップなので、どんな場所でも使いやすそうです。
機器の切替が3台まで可能なので、スマホやタブレットをそれぞれ登録しておくと、ボタン一つで簡単に切り替えて使用できます。
電池式ですが、単四乾電池2本で36カ月の電池寿命となっているので、そうそう電池交換の必要はないかなと思います(使用条件でも変わってくるとは思いますが)
ロジクール独自のワイヤレス通信技術で、専用のレシーバーを使用して接続するものです。
安全で高パフォーマンスな接続ができるそうです。
私が購入したのはこちらの旧タイプ、下記K380ワイヤレスキーボードです。



個人的に色は新シリーズの方が落ち着いていて好きかも(こちらの青はちょっと濃いので)
エレコム 超薄型のキーボードが欲しい人におすすめ!省電力で3台マルチペアリング対応
エレコム(ELECOM)
エレコム ワイヤレス キーボード Bluetooth Slint 超薄型 充電式 日本語配列 3台マルチペアリング TK-TM15BPGM/EC
TK-TM15BPGM/EC
項目 | 詳細 |
---|---|
接続方式 | Bluetooth(R)HOGP |
マルチペアリング | 3台まで可能 |
電力供給方式 | 充電式 |
バッテリー駆動時間 | 約12カ月 |
キーの数 | 82キー |
キーピッチ | 約17.2mm |
サイズ | 約26.2×15.6×1.2(cm) |
重量 | 約270g |
- コンパクトで270gと軽量
- 3台まで接続切替可能
- フル充電で最長12カ月使用可能
- 複数のOS間で使用する場合に便利そう
とにかくコンパクトで持ち運びに便利なキーボードです。
重さは270gと軽量なので、長時間カバンに入れて持ち歩いても余り疲れなそうです。



おにぎり1個が110g~120gらしいので、おにぎり2個か3個弱位?めちゃめちゃ軽いですね!
充電式ですが、省電力でフル充電で12カ月使用可能とうたっていますので、お出かけ前にしっかり充電しておけば充電切れの心配はほぼ無いのかなと思います。
こちらも3台までの機器の切替使用ができます。
ただカラーは選択肢が無くブラック1色です。
Bluetooth規格の中でも「より省電力に使えるよ」な規格らしいです。
まずは機器側が「Bluetooth(R)HOGP」に対応しているかどうか確認しましょう(口コミを見ると接続できないケースもある様子)
接続の手順も少し違うようなので公式サイト等でご確認ください(公式サイトに載っていました)
電池タイプも販売している
こちらと同クラスで電池式のタイプも売っていました。こちらの違いは電池を使う点と、価格がかなりお手頃になることかなと思います(電池が別途必要になるので重さも少し増えそう)
こちらはカラーはシルバーとブラックの2色です。
バッファロー Bluetooth非対応機に接続したい、とにかくコストを抑えたい人向けレシーバー接続タイプ
項目 | 詳細 |
---|---|
接続方式 | 無線2.4GHz(レシーバー接続タイプ) |
マルチペアリング | なし |
電力供給方式 | 電池(単4乾電池×2本) |
バッテリー駆動時間 | 約3年 |
キーの数 | 82キー |
キーピッチ | 19mm |
サイズ | 約28.6×12.1×2(cm) |
重量 | 約275g(電池重量は含まない) |
- 薄型で軽量
- 電池持ちが約3年と省電力
- コスパが良い
- Bluetoothが無い機種であればおすすめ
無線2.4GHz接続なので、Bluetooth非対応機でも接続可能です。
重量も275gと軽量なので携帯性も高いと思います。電池分の重量は追加になりますが、単4乾電池は1本約11gなので、2本で22g増ですね。



私が普段使っているボールペンが1本10g程度なので、ボールペン2本分増ってとこでしょうか
Bluetooth接続のワイヤレスキーボードよりも価格がお安めなのがメリットかなと思います。
接続する際はレシーバーが必要になります。接続する端末にUSB-A端子があるか、キーボード使用中はずっとつけっぱなしになっても大丈夫かを確認しておきましょう!
HP 薄型軽量で切り替え可能なメンブレンスイッチ採用のワイヤレスキーボード
項目 | 詳細 |
---|---|
接続方式 | Bluetooth 5.2 |
マルチペアリング | 3台まで可能 |
電力供給方式 | 電池(単4乾電池×2本) |
バッテリー駆動時間 | 約24カ月 |
キーの数 | 81キー(記載が無いので写真から数えました) |
キーピッチ | 18.7mm |
サイズ | 約28.2×12.2×1.6(cm) |
重量 | 約340g |
- 薄型で軽量
- 3台まで切替接続可能
- 電池持ちが良い
- メンブレンスイッチが好きならおすすめ
ワイヤレスキーボードは薄型軽量で、大体パンタグラフスイッチのものが多いと思いますが、こちらは公式の商品説明を見る限りメンブレンスイッチを採用しているようです。
実機を触っていないので憶測でしか説明できませんが、メンブレンは「押し心地がしっかりしている」という特徴があるので、パンタグラフに比べてしっかり押せる(押した感じがある)のかもしれません。
パンタグラフの押し心地が合わない方は、一度お店などで実機を触って検討されてみるのもいいと思います。
サンワダイレクト シンプルデザインの充電式のワイヤレスキーボード
項目 | 詳細 |
---|---|
接続方式 | Bluetooth |
マルチペアリング | 3台まで可能 |
電力供給方式 | 充電式 |
バッテリー駆動時間 | 約56時間 |
キーの数 | 86キー |
キーピッチ | 18mm |
サイズ | 約28.8×12.7×1.4(cm) |
重量 | 約369g |
- 薄型で軽量
- 3台まで接続切替可能
- 充電式なので電池不要
- キーピッチが18mmと標準タイプと同じ
マルチペアリング対応の薄型の充電式のワイヤレスキーボードです。
全体的に特筆する性能は無いのですが、レビューでも入力しやすいというコメントがあったので、デザインやキーのバランスが好みに合えば良いキーボードなのかなと思います。
カラーはすっきりしたホワイトです。
ただ電池の持ちについては、他のキーボードよりはマメに充電しておいた方が安心かなと思います。
こちらはフルキーボードタイプも販売しています。
フルサイズキーボードタイプ
テンキーもあるフルキーボードです。
薄型軽量でも幅があるので持ち歩きにはちょっときついかもしれませんが、車移動や旅行バッグなどに入れるのであれば問題ないかもしれません。
ロジクール Bluetooth対応の薄型フルサイズワイヤレスキーボード
項目 | 詳細 |
---|---|
接続方式 | Bluetooth UnifyingUSB |
マルチペアリング | 2台まで可能 |
電力供給方式 | 電池(単4乾電池×2本) |
バッテリー駆動時間 | 約24ヶ月 |
キーの数 | 105キー(記載が無いので写真から数えました) |
キーピッチ | 記載なし |
サイズ | 約37.4×14.4×2.1(cm) |
重量 | 約558g(電池含む) |
- フルサイズキーボードなのでテンキー等の入力が楽
- 2台まで接続切替可能
- 薄くてやや軽量
- 電池持ちが良い
薄型で、大きさの割には軽量かなと思います。
キーボードの上の部分にスマホやタブレットを立てて置けるスペースがあるので便利です。
フルキーボードなのでさすがにちょっと幅があります。
スマホ置きスペースはあったら便利かもしれませんが、私のようにスマホ自体が自立してくれる場合(アクセサリーで立てられる)この部分は不要なのでちょっと邪魔に感じてしまう。
スマホを立てて使えるスマホリング
スマホを自立させるアクセサリはいくつかありますが、私が使っているのはこちらです。
2年位は使っていると思いますが、今のところ取れたり壊れたりしたことはありません。
指に引っかけて使うのはもちろん、簡単に縦にも横にも立たせられるので重宝しています(取り付ける場所によっては難しいこともあります)
ただ付けたら基本外せないので、がっちり外れないタイプのスマホカバーに付けて利用した方が安心。



個人的にとてもおすすめ!
スマホ置きスペースが無いロジクール製の薄型ワイヤレスタイプのフルキーボードはあったのですが、こちらよりもでかくて重かったので今回は載せていません。
ロジクール独自のワイヤレス通信技術でレシーバーを使って接続します。
同じくロジクールの独自ワイヤレス通信技術に「Logi Bolt」があります。何が違うのかと調べたところ、ざっくり認識だと「Unifyingの高性能版(後継?)がLogiBolt」という感じみたいです。
この2つには互換性が無いようなので、それぞれに対応するレシーバーが必要になります。
今後ロジクール製品を購入する際はその辺も考えて購入した方が、失敗してガッカリしなくていいと思います。



Unifying対応キーボードとLogiBolt対応マウスを同じレシーバーで使用することはできないってことみたい
まとめ
持ち歩き用のワイヤレスキーボードについてまとめてみました。
正直もっと安価なものもあるのですが、連続使用時間が短かったり、薄いけど耐久性が微妙という口コミが多かったり、価格だけでなくマイナスの要素もある程度確認した上で決めた方がいいです。
一番は重さや軽さを重視しすると思いますが、長く使うのであればやはり入力のしやすさや接続方法も大事かと思うので、購入前に色々とチェックしてみてください。